山形県・天童市に移住したい!生活環境や移住支援制度、求人傾向を解説

山形県の東部に位置する天童市。昔ながらの自然を残した景観が魅力です!この記事では、天童市内の生活環境や移住支援制度、求人傾向などを紹介。これから移住を考えている方必見の情報が満載です!

【基本情報】天童市の地理・歴史・人口

山形県の中央東部に位置する天童市。奥羽山脈から流れる立谷川(たちやがわ)と東根市から流れる乱川(みだれがわ)、2つの川の流れによってできた土地で、東西が長いひし形をしています。

戦国武将の織田信長とゆかりが深く、江戸時代後期から約100年間、織田家が天童藩主を務めた歴史も。市内には日本で最初に織田信長をまつった建勲(たけいさお)神社が健立されています。

人口は、令和3年12月の時点でおよそ6万ほど。県内では、米沢市に次いで5番目に人口が多く、隣接する山形市のベッドタウンとして発展してきました。市街地の周りにはフルーツ狩りを楽しめる田園地帯、東部にはキャンプやスキーのできる天童高原等が広がり、都市機能と自然のほどよいバランスが魅力です。

山形県天童市の位置と名産品・名所を示す地図

<データ参照>天童市

https://www.city.tendo.yamagata.jp/municipal/toukei/tendosinojinkou.html

 

コンパクトながら利便性の高い天童市の生活環境

天童市の面積は県内13市の中で最も小さく、学校や病院等、生活に必要な施設がコンパクトに集まる利便性の高い地域です。

市内にはサッカースタジアムもあり、プロスポーツチームのホームタウンとしての一面も。サッカー、野球、バスケットボール等、プロの迫力ある熱戦を間近で楽しむことができます。

【交通・買い物】仙台はもちろん、首都圏からの日帰り旅行も

天童市は、東京から飛行機でおよそ70分、新幹線なら約2時間40分と首都圏からアクセスしやすい地域。高速道路や山形空港等も近いので、交通の便に恵まれているのが特長です。

市内にも、イオンやヨークタウン等のショッピングモールがあるため、生活に必要な買い物を近所ですませることができます。

【気候・自然環境】昔ながらの景観が魅力の田園地帯

山形盆地の中央に位置する天童市。寒暖差の激しい風土を活かして、農作物の栽培が盛んに行われています。

市内には、稲作を中心とした農村風景が至る所に。「やまがたの棚田20選」に選定された「田麦野(たむぎの)」は、その景観や自然環境が昔ながらの状態で残っています。

中心部にある舞鶴山は、桜の名所としても有名。町のシンボルとして市民に親しまれています。周辺は公園としても整備され、山頂の展望広場からは、月山や朝日連峰、最上川等が一望できます。

【レジャー】将棋と温泉の街

将棋駒の生産量が日本一の天童市。市内には将棋資料館があり、伝統の技術や歴史を学ぶことができます。春には、着物姿に身を包んだ武者や腰元たちを将棋駒に見立てて対局する「人間将棋」が開催され、地元メディアや観光客も集まる一大イベントとして知られています。​​

舞鶴山の北に位置する天童温泉は、明治44年に掘り当てられた歴史が深い温泉街。無色透明の湯は、入浴の他に飲泉もできるのが特徴で、身体に優しいあたたまりの湯として地元民からも愛されています。温泉街には、近代的なホテルから、昔ながらの旅館まで宿泊施設が充実。「天の湯」「童の湯」「駒の湯」の3つの足湯に公衆浴場もあり、多くの観光客でにぎわっています。

 

天童市で行っている移住支援

天童市には、政府が行っている移住支援制度(単身で移住の場合:60万円/世帯で移住の場合:100万円)の他にも、市独自の移住や定住支援があります。その中から、移住する際に役立つ制度や暮らしに関わる支援の一部を紹介します。

ふるさと山形移住・定住促進事業家賃補助金

県外から移住し賃貸住宅に入居した場合、家賃の一部(上限月1万円)を最大24カ月補助。

お問い合わせ:ふるさと山形移住・定住推進センター(023-687-0777)

やまがた暮らし応援カード事業

移住希望者を対象に発行するカードを提示すると、協賛店からの各種割引サービスや特典を受けることが可能。
お問い合わせ:ふるさと山形移住・定住推進センター(023-687-0777)

結婚新生活支援事業

結婚を機に天童市で新生活を始める新婚世帯に、住宅の賃借費用や引越費用(1世帯当たり最高60万円)補助。
お問い合わせ:総務部市長公室(023-654-1111)

天童市の子育て支援

天童市では、子どもたちがのびのびと遊べる屋内型施設「子育て未来館 げんキッズ」をオープンするなど、子育て支援に力を入れています。今回はそんな天童市の子育て支援の一部を紹介します。

こども医療費給付制度

0歳から高校3年生までの医療費(保険診療分)の自己負担額が無料。
お問い合わせ: 健康福祉部保険給付課(023-654-1111)

小中学校入学応援金「エール天(10)」

市内に居住する小学校または中学校(特別支援学校等を含む)に入学した児童、生徒の保護者に入学応援金として10万円を支給。
お問い合わせ:健康福祉部子育て支援課(023-654-1111)

第3子以降保育料無料化事業費補助金

満18歳未満の児童が3人以上いる世帯において、第3子以降の児童が、認可保育園、児童館、認定こども園、小規模保育事業所、私立幼稚園、届出保育施設、事業所内保育施設に入所している場合、保育料等を無料化。
お問い合わせ:健康福祉部子育て支援課(023-654-1111)

子育て応援パスポート事業

協賛する県内の企業や商店でパスポートカードを提示することで、商品の割引等のサービスを受けることが可能。
お問い合わせ:しあわせ子育て応援部 しあわせ子育て政策課(023-632-8238)

天童市の住居支援

移住を検討する際にまず必要なのが、暮らしの拠点となる「物件探し」。ここでは、移住の際に参考にしていただける住まいの支援情報を紹介します。

定住促進・子育て世帯支援事業費補助金交付事業

住宅を新築または購入する場合に補助金を交付。
【一般世帯】工事に要する経費(消費税込み)の20%(最大15万円まで)
【移住世帯・新婚世帯・子育て世帯】工事に要する経費(消費税込み)の30%(最大30万円まで)
お問い合わせ:建設部建設課(023-654-1111)

空き家利活用支援事業費補助金

天童市の空き家を購入、または賃借した世帯に、改修費用等の一部を補助。
お問い合わせ:建設部建設課(023-654-1111)

住宅リフォーム総合支援事業費補助金交付事業

住宅の所有者が行うリフォーム等の経費の一部、補助対象経費の20%の額(限度額24万円)を助成。
※移住、新婚、子育て世帯の要件を満たす世帯は、補助率を上乗せ。
お問い合わせ:建設部建設課(023-654-1111)

 

天童市で働く魅力は?(エリア全体の産業・求人傾向)

天童市内は交通アクセスが発達しているため、近隣都市への通勤もしやすい土地です。また、伝統工業や気候の特性を活かした製造業等、地域に密着した仕事も人気です。今回はその中でも特に注目の地元企業を紹介します。

【地元企業】株式会社天童木工

業種:家具、成形合板、合成樹脂家具、自動車木製内装部品、各種木製品、室内装飾一般
所在地:山形県天童市乱川1-3-10
HP:http://www.tendo-mokko.co.jp/

【地元企業】出羽桜酒造株式会社

業種:清酒製造業
所在地:山形県天童市一日町1丁目4番6号
HP:https://www.dewazakura.co.jp/

【地元企業】天童ワイン株式会社

業種:果実酒類の製造・販売
所在地:山形県天童市大字高擶南99
HP:http://www.tendowine.co.jp/

【地元企業】株式会社やまがたさくらんぼファーム

業種:農業(果樹生産、販売、観光、加工、飲食)
所在地:山形県天童市大字川原子1303番地
HP:https://www.ohsyo.co.jp/

【地元企業】野川商事株式会社

業種:総合商社
所在地:山形県天童市万代1番2号
HP:https://www.ngw.co.jp/syouji/

天童市の情報収集に役立つポータルサイト

山形県天童市の観光情報や人気スポットを掲載するポータルサイトを紹介します。移住の下見に、まずは観光に訪れてはいかがでしょうか?

山形県天童市移住ポータルサイト

HP:https://www.city.tendo.yamagata.jp/iju/index.html

web観光てんどう

HP:http://bussan-tendo.gr.jp/

天童温泉

HP:http://www.tendoonsen.or.jp/

※掲載した情報はすべて2022年1月下旬のものです。