青森県・つがる市に移住したい!生活環境や移住支援制度、求人傾向を解説
青森県中西部に位置するつがる市。豊かな土壌を生かした、米やフルーツなどの農産物が自慢です。この記事ではつがる市の生活環境や移住支援情報、就職や起業に関する情報を紹介します。
【基本情報】つがる市の地理・歴史・人口
青森県中西部に位置するつがる市。西側は日本海に面し、南方には世界遺産の「白神山地」が望め、中心部は岩木川流域の津軽平野が広がっています。
津軽平野南部を中心とする地域はりんご栽培に適した丘陵地で、全国有数のりんごの産地として知られています。また、屏風山地域を中心とした砂丘地帯では、昼夜の寒暖差を生かしたフルーツの栽培も盛んです。北部の平野では、冷害の心配がない気候や、白神山地や八甲田山に源を発する雪解け水、豊かな土壌から稲作が発達。「まっしぐら」や「つがるロマン」などのブランド米が作付けされています。
高品質な農産物が自慢のつがる市ですが、一方で過疎化により農業の担い手は減少傾向に。
令和2年10月時点の調査で、市の人口は30,934人。県内でもっとも人口の多い青森市が275,192人に対し、およそ9分の1という結果になりました。
<参考>TSUGARUBRAND|
http://www.tsugarubrand.jp/web/brand/index.html
<出典>青森県 青森県の人口と面積|
https://www.pref.aomori.lg.jp/k-kensei/jinkou.html#:~:text=%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E3%81%AF,%E4%BD%8D%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
都会では味わえない、四季の移ろいとゆとりある暮らし
都市部に比べて人口が少なく、雄大な自然と美味しい農作物に恵まれたつがる市は、四季の移ろいの中でゆったりと暮らしたい人におすすめです。大きなショッピング施設や最新の娯楽施設は少ないものの、自然を感じられるスポットや東北随一の縄文遺跡が集まるスポットが多く、家族連れで楽しむことができます。
【交通】県内中心部への移動はマイカーが便利
東京からつがる市へは、新幹線で新青森駅までおよそ3時間、そこから在来線やバスを乗り継いで合計5時間半ほど。仙台からつがる市までは新幹線でおよそ1時間半、そこから在来線やバスを乗り継いで合計で4時間から4時間半ほどの距離です。県外へ出やすいとは言えないものの、車移動であれば青森市や広前市などの県内主要都市へは1時間程度と、都心にアクセスしやすい立地です。
【買い物】大型ショッピングセンターにはシネコンも
市内には「業務スーパー」をはじめ、いくつかのスーパーマーケットが点在しています。柏エリアにある「イオンモール柏」は、「イオンつがる柏店」のほか、ファッションや雑貨、書店などのテナントやボウリング場、ゲームセンター、シネマコンプレックスなどの娯楽施設を併設。周辺地域には飲食店や「ケーズ電気」、ドラッグストアなどが軒を連ね、日常の買い物が一度に済ませられます。
【気候】日本海側ならではの冬の地吹雪に注意
日本海側に位置するつがる市は、海から吹き付ける西風の影響により、夏は冷涼で過ごしやすく、冬は強い地吹雪による交通障害が起きやすい地域です。吹雪の中での運転は、視界が悪くハンドルも取られやすいため、事故には十分注意しましょう。
<参考>|
http://www.thr.mlit.go.jp/yukimirai_morioka/pdf/804B_14.pdf
【レジャー】四季のレジャーと縄文文化を家族で楽しむ
春夏秋冬の移ろいがはっきりと感じられるつがる市は、夏は日本海での海水浴、秋は「高山稲荷神社」で楽しむ紅葉、冬は近隣の五所川原市などで楽しむスキーと、アウトドアレジャーが豊富です。また、市のシンボルとなっている「遮光器土偶」が出土した「亀ヶ岡石器時代遺跡」をはじめ、重要な古代遺跡が市内に集まっていることから、全国各地から古代遺跡ファンが観光に訪れます。
つがる市で行っている移住支援
つがる市には、国が行っている移住支援制度(単身で移住の場合:60万円/世帯で移住の場合:100万円)の他にも、市独自の移住や定住支援があります。その中から、移住する際に役立つ制度や暮らしに関わる支援の一部を紹介します。
<H2>つがる市の移住・定住支援
つがる市は、若い世帯の移住・定住を促進するため、移住世帯のマイホーム取得支援や、子育て支援を充実させています。また、地域の基幹産業である農業人口の減少や、求人件数の減少傾向に対応するため、市内での起業に関する支援にも注力しています。ここでは、つがる市の移住・定住に関する支援を紹介します。
移住世帯のマイホーム取得補助(令和3年度)
つがる市内に住宅を取得する転入予定で要件を満たす世帯に、下記の条件で取得費用の一部を補助。
●店舗併用の住宅は、居住以外の部分の床面積が50㎡未満かつ、延床面積の50%未満のもの。
●住宅取得費用の10%、上限60万円(家賃補助受給世帯は40万円)
【下記の条件で補助金を加算】
●子育て世帯:義務教育終了前の子1人につき10万円を加算(上限額30万円)
●つがる市内の業者等を利用した場合:一律10万円を加算
お問い合わせ:つがる市役所2階 地域創生対策室(0173-42-2111)
子育て・若年夫婦世帯移住応援事業(令和3年度)
つがる市内の民間賃貸住宅に転入、または居住した、子育て世帯・若年夫婦世帯で、要件を満たす方を対象に、実質家賃の2分の1(上限額:子育て世帯3万円/若年夫婦世帯1万5千円 )を最長60月補助。
お問い合わせ:つがる市役所2階 地域創生対策室(0173-42-2111 内線 362)
乳児一般委託健康診査
1歳未満の乳児の乳児健診を1回分助成。
お問い合わせ:健康福祉部健康推進課(0173-23-4311)
乳幼児・子ども医療費助成
つがる市に住み、健康保険に加入している0〜15歳の子どもの医療費の自己負担分を助成.
お問い合わせ:つがる市 福祉課(0173-42-2111)
つがる市UIJターン起業支援事業
つがる市にUIJターンで移住し、起業をする方へ、機器リース、人件費、賃借料および共益費の費用の2分の1(上限月額2万5千円)を3年間補助。
お問い合わせ:経済部商工観光課(0173-42-2111)
つがる市空き店舗対策事業
市内の空き店舗へ新たに出店する場合の店舗改装費を下記の条件で補助。
●店舗改装費:経費の3分の2以内を補助。ただし、補助の上限100万円。
●店舗賃借料:経費の3分の2以内を補助。ただし、補助の上限60万円。
お問い合わせ:つがる市商工会(0173-42-2449)
つがる市の基幹産業は農業!どんな就農支援がある?
広大な農地と農作物の栽培に適した気候から、農業が盛んなつがる市。つがる市で収穫した米やメロン、スイカ、りんごなどのフルーツのほか、トマト、長いも、ねぎ、ゴボウなどの野菜を「つがるブランド」として県外に発信しています。
国や県の就農支援事業のほか、つがる市が独自に行っている就農支援を紹介します。
つがる市新規就農者支援事業
つがる市で新規就農を目指す方で要件を満たす場合、就農準備資金100,000円、研修支援金月額50,000円、住居費支援金25,000円の支援。
お問い合わせ:つがる市役所(0173-42-2111)
つがる市の情報収集に役立つポータルサイト
青森県つがる市の暮らしや、観光情報を掲載するポータルサイトを紹介します。
つがる市
つがる市が運営する公式サイトです。
HP:https://www.city.tsugaru.aomori.jp/index.html
つがるさこいへ
つがる市の暮らしや住まい、子育てなど、移住に関する情報が集まるサイトです。
HP:https://tsugaru-life.com/?page_id=109
つがる市観光物産協会
つがる市の観光情報が集まるサイトです。
HP:https://ma-day.net/
※掲載した情報はすべて2022年4月上旬のものです。