郡山市×SHIJYU 起業体験ツアー2017について郡山市産業政策課の担当者の想い

11月25日(土) 〜 26日(日)に行われる郡山市×SHIJYU起業体験ツアー2017によるタイアップ記事です。ツアーは無料なのでお気軽にお申し込みください。「郡山起業体験ツアー2017特設ページ」

郡山市役所産業観光部産業政策課 産業振興係(農商工連携推進担当)の深谷大一朗(ふかやだいいちろう)さん
産業政策課 産業振興係 堀部喬(ほりべたかし)さん

今回のツアーを企画した、郡山市役所産業観光部産業政策課の深谷さんは「郡山市は起業しやすいまち」と話します。
その理由と郡山市の特長についてお聞きしました。

東京から近い「地方都市」の魅力とは。

郡山市が2016年に行った第1回目の郡山起業体験ツアーでは、首都圏を中心に活躍する起業家が郡山市内を訪れ、郡山市在住の起業家と交流が生まれました。今年も行われる郡山市×SHIJYU起業体験ツアー2017の狙いは、一緒に仕事をする仲間を求めている郡山市の起業家と郡山移住を考えている首都圏等の起業家を結び、郡山への移住の足掛かりにしてもらうこと。

「すぐに移住したいと決意するまでにはいたらなくとも、地方都市の生活の良いところを生かしてほしい」と深谷さん。明治時代に入り、鉄道網が整備され、製造業が盛んだった郡山市は東京からも新幹線で77分。首都圏から通い、徐々に親しんでいくことが可能な位置にあります。実際に首都圏の仕事を持ち郡山との2拠点で仕事をしている方も多いとか。会津地方が好きでいつか移住したいと考えている場合も、はじめに中型地方都市の規模を持った郡山市を足掛かりにしてもらうのも良いかもしれません。

「郡山市は起業しやすいまち」と深谷さんは言います。コワーキングスペースも市内に3カ所あり、「何かをやろう」という人たちで賑わっています。イベント、交流会やトークセッションを通した起業家同士の交流も盛んな郡山市は、福島県における創業のトップランナーと言えるでしょう。

深谷さん

郡山市役所産業政策課 深谷さん

SNSで情報を発信する今、行政区域を超えた経済圏が自然に発生しています。福島県の中央に位置している郡山市は、33万人という住民人口に加え周辺市町村から訪れる「圏域人口」が多いのも特徴です。現在、15市町村、60万人の広域圏ができています。郡山市での起業家セミナーへも周辺地域から多くの人が参加し、郡山市の経済域の広さがうかがえます。

また、民間の制度では、福島銀行と一般社団法人MAKOTOによる再チャレンジのための「福活ファンド」があります。県内に本社を置くことが条件ですが、今年採択された事業社3社は郡山市に本社を置いたそうです。

起業について郡山市がサポートしていること

郡山市は起業家を支援するために様々な制度があります。
郡山市は、市独自の施策だけではなく、民間事業者と連携した創業支援事業や、国や県の創業支援メニューを提供する郡山市創業支援情報ポータルサイト「フロンティア.netこおりやま」を運営しています。

さらに、郡山商工会議所と連携して、中小企業診断士や税理士、マーケティングのエキスパートなどの創業の専門家を無料で派遣しています。また、起業家のメンタル的なサポートを目指し、メンターの派遣を平成29年度からスタートしました。

そのほかにも、信用保証料を全額補助する「創業融資」、郡山市の中心市街地にお店を低コストで開業できる「チャレンジショップ支援」の制度もあります。

チャレンジをしたい人に向けてクラウドファンディングのプラットフォームを郡山市でつくりたいという想いから、今年9月~10月にかけてクラウドファンディングセミナーを3回開催しています。「郡山で前向きな意志があって資金を集めたい人を応援していきたい。創業支援を手掛ける民間事業者とともに、起業家のネットワークづくりを支援する役割を強めていきたい」と深谷さんは意気込みを語ります。

こおりやまソーシャルビジネス支援ネットワーク

近年、行政だけでは対応しきれない、社会の課題をビジネスの手法を取り入れながら解決するソーシャルビジネスが注目されています。「何のために働くのか」という問いへの答えとして郡山市でもソーシャルビジネスを目指す起業家が増えています。
日本政策金融公庫郡山支店と郡山市は平成29年6月に、県内市町村で初めて民間支援事業者と連携した「こおりやまソーシャルビジネス支援ネットワーク」をスタートさせました。ソーシャルビジネス講座の開催をはじめ、多面的な相談支援を行っています。

郡山市産業政策課の窓口を気軽に利用してほしい

「産業政策課のセールスポイントは敷居の低さ。産業や雇用に関することなら気軽に連絡してほしい」と深谷さん。「何かをはじめたい」「商品を作るための原料を探している」「こういう事業を行政と一緒にやりたい」などの相談にも応じています。それは、やる気がある方にまず半歩でも進んでもらうために方向性を示したいという想いから。産業政策課窓口として、郡山市内外問わず電話や、メールでの問い合わせにも柔軟に対応しています。

郡山市役所 産業観光部 産業政策課
〒963-8601 福島県郡山市朝日一丁目23番7号 郡山市役所西庁舎4F
TEL (024)924-2251
FAX (024)925-4225
郡山市創業支援情報ポータルサイト「フロンティア.netこおりやま

UIJターンで就職している人が多い

郡山市は明治時代、安積開拓により全国から移住してきた人がこのまちを形作った歴史的背景があることから、外からの人を受け入れる環境があると言われています。転勤族も多く、郡山市役所で働く人も市外出身の人が多くいます。
 
今回、深谷さんとともに郡山市×SHIJYU起業体験ツアー2017を企画した堀部喬さんも、首都圏出身者でIターンし、郡山市職員になった一人。

堀部さん

郡山市役所産業政策課 堀部さん

「郡山には、周辺部から人を集める土壌がある。首都圏と仙台の間にあって、新潟など日本海側にもアクセスしやすい。いろいろな人がいろんな思いで訪ねて来てくれれば」と話してくれました。

チャレンジしたい人を歓迎する環境がある

首都圏のIT業界では競争が激しくなる一方、郡山市では、価格競争にさらされにくいため、自分のペースで仕事ができ、埋もれにくく、ピックアップされやすい環境にあります。
「地方都市では人と人とのつながりで仕事をするなかで、金額が担保されることが特長かもしれません。IT業界の仕事もそのなかで成長する可能性はいくらでもあると思います。郡山出身で大学卒業後に首都圏で働いている人が郡山で活躍できる環境は充分あるでしょう。東京で頑張って疲れたら田舎でゆっくりやってもらうぐらいの感覚でもいい」と深谷さん。「郡山市×SHIJYU起業体験ツアー2017では、地元で起業をしている人にリアルに会ってもらい、今後、郡山市の市場が成長するかどうかの判断材料にしてほしいと思います」。

「郡山に興味がある、地方都市での暮らしに関心がある、郡山に戻って仕事をしたい、郡山でチャレンジをしたい、郡山で市場を作りたい、いろいろな思いを持った方に起業体験ツアーに参加してほしい」と深谷さん。「これからは特にIT系に強い若い世代が地元企業のWEB制作やWEBでプロモーション、コンサルタントを通して地域の活性化に関わってほしいと願っています」。

移住者へのサポート

郡山市に移住を考えているかたに向けて市では「こおりやま移住定住ポータルサイト」を開設しています。

子育て支援として、認定こども園、認可保育所の整備による待機児童が減少に取り組んでいます。また、認可保育所では、第2子の保育料が半額になり、第3子の保育料が無料になるほか、こども向けの無料の屋内・屋外の遊び場があるなど、子育てがしやすいまちと言えます。総合病院・医療機関も多く、家族での移住をお考えの方には心強いのではないでしょうか。

郡山市×SHIJYU起業体験ツアー2017のお申し込みはこちら